2025.04.25

あじってなあに?味覚をたのしく学べるおやつ5選

「あまい?しょっぱい?これなに味だろう?」
そんな一言から始まるおやつの時間には、子どもたちの“ことばにする力”“感じとる力”がつまっています。
味のちがいをきっかけに、親子で楽しめるおやつの体験をのぞいてみませんか?

味覚を感じて言葉にする魅力

味を「当てる」より、「どんなふうに感じたか」を話すこと
それが、子どもにとっての味覚トレーニングのはじまりです。

日々の食事ではなかなか比べることのない“味のちがい”を、楽しく・安全に・少しずつ体験できるのが、おやつのよいところ。
甘さ、酸っぱさ、しょっぱさ——大人が当たり前に感じているこれらの感覚は、子どもにとっては新鮮な発見の連続です。

また、「すっぱい!」と声をあげたり、「おにくの味がする!」と伝えようとしたりすることで、自然と表現のバリエーションが広がります
「これなに味?」「あっちはどうだった?」と問いかけながら食べるだけでも、感じる力・考える力・話す力を総合的に育てることができます。

次のセクションでは、そんな“味のちがい”を親子でたのしく体験できる、5つのおやつをご紹介します。

“味のちがい”に出会えるおやつ5選

カリカリ梅 – 梅の酸っぱさとカリッと食感を楽しめる

梅ならではの酸っぱさとしょっぱさを感じられるおやつです。ひとくち食べれば「すっぱい!」と自然に反応が出やすく、印象に残る味体験になります。
かむたびにカリッと音がするのも特徴で、味だけでなく音も含めた五感で楽しめます。

Poifull – 味と色のちがいが楽しめるグミのアソート

ラズベリー、レモン、青リンゴ、グレープの4つの味が入ったグミのアソートです。色と味が対応していて、「どれがすき?」「これはすっぱいかな?」と、親子でやりとりしながら味のちがいを比べやすいお菓子です。
グミならではの弾力のある食感も楽しめます。

おやつカルパス – 肉のうまみが広がるソフトカルパス

鶏肉と豚肉を使ったソフトなカルパスで、おにくのうまみや塩気を味わうことができます。
「にくっぽい」「なんかこってりしてる?」など、ふだんの甘いおやつとは異なる味を感じたときの言葉を引き出すきっかけになります。

パチパチパニック(ソーダ味)– 音と刺激で遊べるキャンディ

口に入れるとパチパチとはじけるキャンディで、音と刺激をともなうユニークなお菓子です。
「びっくりした!」「おとがする!」といったリアクションが出やすく、味覚以外の感覚とあわせて楽しむ体験につながります。ほんのり酸味も感じられます。

チロルチョコ〈ミルク〉– とろける甘さの定番チョコ

外はミルクチョコレート、中にはミルククリームが入っている、甘さがはっきりした定番のおやつです。
ひと粒で味の変化を感じられるのが特徴で、「なかがちがった!」という気づきにもつながります。
他の味もたくさんあるので、味のちがいを比べてみるのもおすすめです。

 色やかたちに注目した、おやつの楽しみ方もあわせてご紹介しています。

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親子でたのしむ味のちがい体験

味のちがいを感じて、ことばにしてみる——
このやりとり、実はとても奥深くて、たのしいんです。
いつものおやつ時間が、ちょっと特別な“発見タイム”に変わっていく。そんな工夫をいくつかご紹介します。

◆ 食べくらべて気づく
まずは、2つのおやつを交互に食べてみるところから。
「どっちがあまい?」「これはすっぱかったかな?」と声をかけてみると、味のちがいに気づくきっかけになります。
「ちがうね!」という発見は、感覚の幅を広げたり、自分で判断する力につながっていきます。

◆ 五感でたのしむ
「このおかし、ぶどうの味がしたね」「ポンっておとがしてびっくりしたね」——味だけでなく、音やにおい、見た目にも注目してみましょう。
たとえば〈パチパチパニック〉のように、口のなかで音がするおかしもあります。
五感を使うことで、味の印象はぐっと深まり、記憶にも残りやすくなります。
ふだんのおやつが、いろんな感覚に気づくチャンスになりますよ。

◆ 感じたことを話す
「なに味だったと思う?」「どうしてそう思ったの?」と聞いてみると、自分の感じたことをことばにする練習になります。
うまく言えないときは、「くだものっぽい?おにくっぽい?」など、ヒントをそえてあげると安心です。
少しずつ、自分なりの表現が出てくるようになります。

◆ 好き・苦手を共有する
「これはすき?」「どれがいちばんおいしかった?」という問いかけも、味覚を広げるひとつのきっかけです。
気持ちを共有することで、自分の好みや感じ方を大切にする姿勢が育っていきます。
親子で感想を伝え合う時間が、味の世界をより豊かにしてくれます。

こうした会話や気づきの積み重ねが、味を感じる力だけでなく、「伝える」「比べる」「気づく」といったちからにもつながっていきます。
「これすっぱい!」「こっちはなんかにくっぽい?」——そんな一言が聞こえたら、それだけで十分。
おやつの時間が、小さな発見の場になるかもしれません。

味を感じる力はどう育つ?

── おやつを通じた、小さな経験の積み重ね
味を感じる。違いに気づく。それを誰かに伝えてみる。
そんな何気ない体験が、子どもたちの「感覚」と「ことば」の土台をつくっていきます。
ふだんのおやつの時間が、実はとても豊かな学びの場になることもあるのです。

幼児期は「五感」の積み重ねが土台に
味覚・嗅覚・聴覚・視覚・触覚——
この五感は、言語よりも早く発達し、幼少期の体験記憶に深く結びついています。
とくに“味”は毎日の生活の中にあり、自分で感じて判断する数少ない機会のひとつです。

たとえば、すっぱい・しょっぱい・あまいといった感覚を覚えることは、
違いに気づく力
感覚と言葉を結びつける力
自分の意見や好みを表現する力
といった育ちにつながっていきます。

あじわう経験は、考える力の土台にも
味をくらべたり、他の人と感じ方の違いを話したりすることは、
自分の思考を整理したり、他者との違いを理解したりする力を育てる第一歩です。
「どうしてそう思ったのか?」「どこがちがったのか?」と考える中で、
子どもたちは自然と“ことばで説明する力”を身につけていきます。
おやつなら、むずかしくない
こう聞くと「なんだか難しそう」と感じるかもしれません。
でも、特別な教材や準備はいりません。
おやつを食べながら、「なに味だった?」「どっちがすき?」と聞くだけで、十分な経験になります。

短い時間でも、親子でたのしくやりとりしながらできる——
それが“おやつ”を使った体験の大きな魅力です。

食べることは、誰にとっても身近な体験です。
だからこそ、味を感じ、くらべ、話すことには、
“学び”と“よろこび”が同時に経験できる時間になるのです。

 今回紹介したようなお菓子をはじめ、五感を刺激するバラエティ豊かな商品をオンラインでも取り扱っています。
 気になるものがあれば、ぜひこちらからのぞいてみてください。

親子で過ごす、小さな学びの時間

── 毎日のおやつが、学びのきっかけになる

味のちがいを感じて、ことばにして、誰かと共有する。
そんなやりとりが、子どもたちの感覚と表現力を少しずつ育てていきます。

今回ご紹介したおやつは、どれも手軽に取り入れられて、五感で楽しめるものばかり。
「今日はどんな味だったかな?」と、ぜひおうちでも気軽にやってみてください。

毎日のおやつの時間が、親子でいっしょに楽しめる“小さな発見の時間”になりますように。

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