2025.04.19

2025年6月版|コンビニで買える抹茶のお菓子5選

 

暑さが少しずつ増すこの季節、抹茶味のお菓子が店頭に多く並ぶようになりました。チョコレートとの組み合わせは、見た目にも味わいにも独特の深みがあります。ふと立ち寄ったコンビニで、季節の味わいに出会えるのも、この時期ならではの楽しみです。

抹茶のお菓子が人気の理由

抹茶味のお菓子は、季節限定のものを中心に、毎年多くの商品が登場します。中でもチョコレートと合わせたタイプは、味の奥行きや香りの広がりが楽しめる組み合わせとして定着しています。

ほろ苦さと甘さのバランスはもちろん、鮮やかな緑色や和のイメージも魅力のひとつ。ブランドごとに使われる抹茶の種類やチョコの仕立てが異なり、手軽なおやつでもそれぞれに個性が感じられます。

ちょっとした休憩時間に選びたくなるのは、こうした“少しの特別感”があるからかもしれません。

コンビニで買える抹茶チョコ系お菓子5選

ここでは、2025年6月時点でコンビニで購入できる抹茶チョコ系のお菓子から、味わいの違いやブランドの特色が楽しめる5品を選びました。
それぞれの抹茶の使い方や組み合わせ方に注目しながら、気になる商品を見つけてみてください。

ガルボガトーショコラ抹茶仕立て|しみ込みチョコと抹茶の重なり

チョコがぎゅっとしみこんだ焼き菓子に、濃厚な抹茶味のチョコをコーティング。
焼き菓子とチョコ、抹茶の香りが重なり、ひと口ごとにその組み合わせを味わえます。
焼きとコーティング、それぞれの層で異なる質感を楽しめるのが特徴です。

京都利休園 抹茶アーモンドチョコ|宇治抹茶とアーモンドの組み合わせ

江戸寛永3年創業の京都利休園が厳選した宇治抹茶を使用したチョコレート菓子です。
ホワイトチョコでコーティングされたアーモンドに、上品な苦味の抹茶を組み合わせています。

アルフォートミニチョコレート濃抹茶|チョコにもビスケットにも抹茶

香りと旨みが豊かな一番摘み宇治抹茶を練り込んだ濃厚な抹茶チョコレートに、
全粒粉と茶葉入りの抹茶ビスケットを組み合わせた仕立て。
チョコとビスケットのどちらにも抹茶を使っているのが特長です。

明治抹茶チョコレート|ミルクチョコと一番摘み抹茶の組合せ

まろやかなミルクチョコレートに包まれた、一番摘み抹茶の奥深い香りが特長です。
華やかな香りと旨みが引き立つ構成で、食べやすい形状に仕上げられています。

ポッキー<濃い深み抹茶>|二種の抹茶が重なるチョココーティング

石臼挽きの抹茶を使ったチョコレートを、ほろ苦い抹茶味のプレッツェルにまとわせた仕立て。
チョコ部には宇治抹茶が使用されており、抹茶づくしの味わいが楽しめます。

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抹茶の使い方で見えてくるお菓子のちがい

● 抹茶はどこに使われている?
「抹茶チョコのお菓子」と聞くと、どれも似たように思えるかもしれません。
でも実は、抹茶の使われ方に注目してみると、それぞれに個性があります。

チョコレートそのものに抹茶を練り込んだものもあれば、焼き菓子やプレッツェルの外側に抹茶味のチョコをコーティングしているものもあります。
この“どこに抹茶が使われているか”の違いが、風味の感じ方や口当たりにも影響しています。

● 何と組み合わされている?
抹茶のまろやかさを引き立てるために、ビスケットやナッツ、ホワイトチョコなどが組み合わされているお菓子もあります。
素材同士の相性や仕立て方によって、食感や風味の印象も少しずつ変わってきます。

今回紹介した商品にも、全粒粉入りのビスケットやホワイトチョコ、石臼挽きの抹茶など、さまざまな要素が登場しています。

● 表記にも注目してみると…
抹茶チョコのお菓子のパッケージには、「宇治抹茶」「石臼挽き」「一番摘み」などの言葉が使われていることがあります。
それぞれの表記には、味の傾向やこだわりの背景が表れていることもあります。

  • 宇治抹茶:京都・宇治地方で生産された抹茶。産地の名前であり、古くから高品質な抹茶の代表として知られています。
  • 石臼挽き:機械ではなく石臼でゆっくりと挽いた抹茶。熱が出にくいため、香りや旨みが保たれやすいとされています。
  • 一番摘み:その年に最初に摘まれた茶葉から作られた抹茶。やわらかく、香りや旨みが豊かと言われています。

こうした言葉を手がかりにしてみると、抹茶のお菓子を選ぶときの見方が少し広がるかもしれません。

お菓子に広がる“抹茶味”の文化

● 茶道からお菓子へ広がった抹茶
抹茶はもともと、茶道や和菓子で使われることが多く、落ち着いた印象や特別感のある素材として親しまれてきました。
おもてなしの文化とともに育まれた背景もあり、「抹茶=和の象徴」というイメージを持つ人も多いかもしれません。

● 抹茶とチョコの組み合わせが定着
そんな抹茶がチョコレートと組み合わされるようになったのは、2000年代以降のこと。
「和の素材」と「洋のスイーツ」の組み合わせが注目されるなかで、抹茶とチョコの相性が見直され、季節限定商品やコンビニスイーツとして定着していきました。

今では定番のフレーバーとして、さまざまなお菓子に使われている抹茶。
各メーカーが選ぶ抹茶の種類や組み合わせ方を見てみると、ただの味のひとつではなく、ちょっとした文化や考え方の違いも感じられます。
手軽なおやつの中にも、そんな“抹茶らしさ”がそっと忍ばされているのかもしれません。

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いつものおやつに、ちょっとした抹茶の楽しみを

今回紹介した抹茶のお菓子は、どれもコンビニやスーパーなどで気軽に手に取れるものばかりです。
チョコレートとの組み合わせや素材の選び方を少し意識してみると、同じ抹茶味でもそれぞれに違った魅力があることに気づかされます。

気になった味を手に取ってみたり、季節限定のパッケージを眺めてみたり。
いつもの買いものの中に、抹茶のお菓子を通じた小さな発見があるかもしれません。

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