2025.05.21

ジブリの世界観を感じるお菓子5選|映画に登場&物語を思い出す

ジブリとお菓子のつながり

ジブリ作品の食べものには、不思議と記憶に残る力があります。たとえば『千と千尋の神隠し』の謎めいた料理や、『ラピュタ』のパンと目玉焼き――どれも画面の中で生きているように見えるのは、細部まで描かれた“暮らしのリアル”があるからかもしれません。物語の鍵にはならなくても、そこに“生きている人がいる”と感じさせるリアルさが、画面の中の味を印象的にしています。

そんな中で、お菓子は「ちょっとした楽しみ」や「誰かとの関係性」を象徴する小道具として使われることが多くあります。たとえば『火垂るの墓』で、節子が大事そうに握っていたサクマドロップス。ほんの短いシーンでも、そのお菓子が物語の重みや記憶のやさしさを引き立てています。

また、実際に登場しなくても、ジブリの世界には「これ、あの作品に出てきそう」と感じさせるお菓子が少なくありません。たとえばどんぐりの形をしたチョコレートは『となりのトトロ』の世界観にぴったりですし、光を透かす琥珀糖は『ハウルの動く城』の魔法のアイテムのようにも見えます。

登場したかどうかに関わらず、お菓子を通して作品を思い出すことができる。それは、ジブリ映画が細部にまで宿る“記憶のフック”で作られているからかもしれません。

サクマドロップス|世代を超えるなつかしの缶入り飴

映画『火垂るの墓』で節子が手にしていた、赤い缶のドロップ。1908年の発売以来、世代を問わず愛され続けてきたロングセラーのお菓子です。イチゴやスモモ、メロン、ハッカなど8種の味に、5種類のかたちが詰められています。ふたを開けるたびに、どこか遠くの記憶が呼び起こされるような存在感があります。

春日井なつ菓子 こんぺいとう|色と味が広がる伝統の砂糖菓子

『千と千尋の神隠し』で、ススワタリにあげていたこんぺいとう。このお菓子は、室町時代にポルトガルから伝わったとされる砂糖菓子のひとつで、現在も愛らしい姿のまま親しまれています。砂糖、もも、りんご、ぶどう、サイダーの5種の味を、カラフルな結晶のかたちで楽しめるのが特徴です。

どんぐりぴくにっく|森の中から届いたチョコレート

トトロの世界を思い出すようなどんぐり型のチョコレート。アーモンドとパフが入ったサクッとした食感で、森のおみやげのような可愛らしさがあります。お菓子を包むパッケージにも木の実らしいアクセントがあり、自然の中のピクニック気分を味わいたいときにぴったりの一品です。

きらら琥珀糖|魔法のように透ける“食べられる宝石”

砂糖を結晶化して作られる琥珀糖は、まるで魔法のアイテムのような不思議な透明感を持つお菓子。外側はシャリッとした歯ざわり、中はやわらかすぎず固すぎないプルプルの食感に仕上げられています。いちご、ラムネ、りんご、白桃、グレープフルーツの5つの味と色が、ひと粒ずつ幻想的な光をまといます。

ニャンとかしてケロ|黒猫ジジを思わせるミント菓子

ネコとカエルをかたどったミンツ入りカップのうち、今回は黒猫デザインを取り上げています。黄色い目と黒い毛並みが特徴のパッケージは、『魔女の宅急便』のジジを思い出させるような姿。作品を知っている人なら、きっとこの黒猫に見覚えがあるはずです。

ジブリの余韻を感じながら、紅茶と楽しむお菓子も気になる方へ。

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どうして“ジブリっぽさ”を感じるの?

ジブリの世界観は、色や形の美しさだけでなく、心に残る記憶と自然につながるところにあります。今回紹介したお菓子は、そんな“小さなひっかかり”を持つものばかりです。

  • サクマドロップス
    赤い缶は『火垂るの墓』の節子を思い出させます。空の缶を振るあのシーンが心に残る人も多いはず。
  • 春日井なつ菓子 こんぺいとう
    『千と千尋の神隠し』でススワタリが拾い集める姿は、軽やかな魔法のような場面です。
  • どんぐりぴくにっく
    『となりのトトロ』のどんぐりは、森の静けさや小さな冒険を思い起こさせます。
  • きらら琥珀糖
    光を透かす琥珀糖は『ハウルの動く城』の星の子たちを思わせる幻想的な輝きです。
  • ニャンとかしてケロ(黒猫)
    黒猫ジジを思わせるパッケージは、作品の世界観そのものです。

お菓子で思い出すジブリの世界

ジブリ作品に登場する食べものは、豪華なごちそうではなく、日常の中の何気ない一皿やおやつ。それがキャラクターの気持ちや場の空気まで伝えてくれます。

お菓子もまた、ふとした瞬間に記憶を呼び覚ます存在です。缶を開けるとき、光を透かすお菓子に見とれるとき…そのひとときが、映画のワンシーンと重なることも。

物語と一緒に味わうおやつ時間

どれも「おいしい」だけじゃない、心のどこかに小さく残るようなお菓子たち。 ジブリの物語と重ねながら、そんなひとときを味わってみてはいかがでしょうか。

物語を思い出しながら、紅茶やコーヒーと一緒にひと休みしてみませんか?
誰かへのささやかな贈り物にもおすすめです。

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