親子で楽しめる!昔話と偉人が登場する日本のお菓子5選
昔話や歴史の人物が、お菓子のパッケージに登場しているのをご存じですか?知っているキャラクターを見つけたり、どんな話かを親子で話したり——。
今日はそんな“物語の入口”にもなる、ちょっと特別な日本のお菓子を一緒に見ていきましょう。
目次
親しみやすいパッケージが広げる楽しみ
キャラクターや物語が描かれたお菓子には、思わず手に取りたくなる楽しさがあります。子どもが知っている昔話や、親が名前を聞いたことのある偉人など、きっかけはさまざま。
食べるだけでなく、絵柄を見ながら「この人、知ってる?」「どんなお話だったかな」と会話が生まれます。お菓子を通じて親子で物語や歴史に触れられるのも、キャラパッケージの魅力です。
昔話&偉人が描かれているお菓子5選
おやつの時間が、ちょっとした学びや発見の時間になることも。ここでは、親しみのある昔話や偉人をテーマにしたお菓子を5つご紹介します。

納豆パウダーを使用し、本格的な納豆風味に仕上げられたうまい棒です。パッケージには水戸黄門の姿が描かれています。納豆の名産地として知られる水戸にちなみ、地域とのつながりを感じられるデザインです。おやつを通して、人物や土地への興味が自然と広がります。

レモン風味を効かせた牛タン塩味のうまい棒です。パッケージには伊達政宗のイラストが描かれており、見た目にもインパクトがあります。キャラクターと味の組み合わせが印象に残りやすく、名前やイメージを覚えるきっかけにもなります。見た目と味を一緒に楽しめる、おやつとして親しまれている一本です。

クランチパフ入りの板チョコに、お札を模したカードが1枚付いたお菓子です。パッケージやカードには令和の新札に登場する渋沢栄一などが描かれており、旧札の人物も含む全23種類のラインナップが特徴です。遊び感覚で楽しみながら、お札の人物について自然と興味をもつきっかけになります。

餅を蒸し上げて作られた餅飴で、やさしい甘さが感じられる和風のおやつです。パッケージには昔話「桃太郎」のキャラクターが描かれており、物語の世界観にふれるきっかけとしても親しまれています。

サクサクとした食感のえびせんべいに、カルシウムが含まれているお菓子です。パッケージには「かぐや姫」「金太郎」「浦島太郎」「桃太郎」などの昔話キャラクターが描かれており、おやつを通して物語にふれるきっかけになります。
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お菓子をきっかけに広がる、親子の学びと会話
キャラクターや物語のあるお菓子は、食べる楽しさに加えて「話すきっかけ」をくれることがあります。何気ないおやつの時間が、昔話や歴史の人物にふれる入口になるかもしれません。ここでは、そんなきっかけがどんなふうに広がっていくのか、いくつかの場面に分けてご紹介します。
🍬 パッケージから始まる「これ、だれ?」のやりとり
お菓子の袋に描かれたキャラクターを見て、「この人、知ってる?」「なんのお話だったっけ?」と話がはじまることがあります。昔話や歴史の人物も、パッケージという身近な形で出会えると、ぐっと親しみがわきますよね。思い出したり、一緒に調べてみたり——そんな時間も、おやつを楽しむひとつのかたちです。
Q:どうやって話を広げたらいい?
A:たとえば「この服ちょっと昔っぽいね」など、見たままを声に出してみると、そこから話がふくらむかもしれません。
🗺 味と人から広がる、地名や時代の話
たとえば、納豆味のお菓子に水戸黄門が描かれていたら、「水戸ってどこにあるんだろう?」と地図をひろげてみたくなるかもしれません。
伊達政宗のうまい棒をきっかけに、「この人はどんな時代に生きてたの?」と話題が広がることも。
味・人・土地がひとつのお菓子に集まっているからこそ、生まれるつながりです。
Q:むずかしい話にならないか心配で…
A:「このへんに住んでた人なんだって」と、地図や旅行の思い出と重ねるだけで十分ですよ。
📚 本や地図を手に取る、ちいさなきっかけに
「このキャラ、名前聞いたことある」「どんな話だっけ?」——そんな疑問が出たときは、
一緒に絵本や図鑑を開いてみるのもいいかもしれません。
お菓子という“入り口”があるだけで、本に向かうハードルもぐっと下がります。
大人が手を添えてあげれば、それがちょっとした学びの時間になります。
Q:うちの子、本があまり好きじゃなくて…
A:お菓子の絵をきっかけにすると、自分から「調べてみたい」が出てくることも。まずは興味を一緒に楽しんでみてくださいね。
「おやつを食べながら話す」——それだけのことが、子どもにとっては新しい出会いになります。
無理に教え込もうとしなくても、日々の会話の中で気づきは育っていくもの。
キャラパッケージのお菓子は、そんなやさしい学びのきっかけになってくれる存在です。
🍬 作って遊べるお菓子にも注目してみませんか?
昔話や偉人が“今も”お菓子に登場する背景
日本のお菓子では、昔話や歴史上の人物がパッケージに描かれることがあります。
それは単に有名だからというだけでなく、“共通の物語を持つ”という日本の文化的な特徴が関係しています。
昔話や偉人は、世代や地域を問わず多くの人に知られていて、
名前を見ただけで「わかる人にはわかる」共通の前提が生まれます。
その前提があることで、言葉を添えなくても“話せるきっかけ”がつくれるんです。
日本では、食べ物そのものよりも、「誰と、どんなふうに食べたか」が印象に残る文化があります。
だから、お菓子のパッケージも単なる飾りではなく、人と人をつなぐ“話題の仕掛け”として働いています。
たとえば桃太郎や水戸黄門を描いたうまい棒も、味や土地に関連づけながら、
“あの人だ”とすぐにわかるアイコンとして活躍しています。
そこには、「伝えやすい」「選びやすい」だけではない、
“話が始めやすい”“つながりやすい”という日本らしいお菓子の役割が、そっと込められているように感じられます。
おやつからひろがる、日本の物語
昔話や歴史の人物が描かれたお菓子は、ただのデザインではなく、
ふとした会話や小さな興味のきっかけになってくれることがあります。
「この人、なんて名前だったかな」
「この話、聞いたことあるかも」
そんなやりとりから、子どもと一緒に物語を思い出したり、
知らなかった人物に出会ったり。
おやつの時間が、ちょっとだけ豊かになるような瞬間です。
今回紹介したお菓子たちも、それぞれに昔話や人物の背景があり、
パッケージを入り口に、いろいろな話がひろがっていく可能性を持っています。
食べることを通して、日本の物語にふれる——
そんな日常の楽しみ方が、身近なお菓子からはじまるのかもしれません。