作って楽しい!学びにつながるDIYお菓子キット5選
見て、混ぜて、飾って、味わう——
「つくる」ことを遊びに変えてくれるのが、DIYお菓子キットの魅力です。
手を動かしながら親子で一緒に取り組む時間には、遊びの中に“ちいさな学び”も隠れています。
目次
つくって遊ぶお菓子が人気の理由
DIYお菓子は、見た目の面白さや手作りのワクワク感に加えて、「考えてつくる」「工夫する」といった体験ができるのも特徴です。
粉と水を使って変化を楽しんだり、好きな形に仕上げたりする工程は、五感を使うだけでなく、子どもの創造力や集中力を自然に育ててくれます。
親子で一緒に取り組むことで、会話が生まれたり、達成感を共有したり。
完成したお菓子を見せ合ったり写真に残したりするのも、うれしい時間のひとつです。
つくる楽しさが広がる!DIYお菓子キット5選
粉と水を使って形をつくったり、色や飾りを工夫したり——
DIYお菓子は、手を動かす工程そのものが楽しい体験です。
ここでは、親子で楽しめて、表現や観察の力を育ててくれる5つのキットを取り上げます。

粉と水だけで、本物そっくりの寿司が作れる手作りお菓子。
シャリ(ソーダ味)を握り、グレープ味のまぐろやリンゴ味のたまご、みかんソーダ味のいくらなど4種のメニューを再現できます。
スポイトで液を垂らすと、つぶつぶのいくらが完成。しょうゆ(ソーダ味)も作れるので、見た目のリアルさも楽しめます。

粉と水を混ぜると、色が変わってふわふわにふくらむ体験型お菓子。
ぶどう味のベースに、星形のキャンディチップをトッピングして楽しみます。
改良されたトレーや粉の混ぜやすさなど、子どもが「自分で作る」ことに配慮された設計もポイント。親世代にもなじみのあるロングセラーです。

いちご味とバニラ味のクリームをしぼって、オリジナルのホイップケーキを作れるお菓子キット。
タルト、ウエハース、コーンのベースにデコレーションを施し、ハートのトッピングやチョコソースで仕上げます。
自由に飾れる楽しさがあり、まるで小さなパティシエ気分が味わえます。

5色のソフトキャンディを、混ぜたりのばしたりして自由な形に仕上げるお菓子キット。
付属の型やナイフ、のばしぼう(ストロー)を使って、動物やスイーツの形などが作れます。
できあがった作品は、シートに並べて完成させる“見せる楽しさ”も備えています。

赤・青・黄色・白のゼリーを使って、宝石の形をしたゼリースイーツが作れます。
マーブル風の色合いを表現したり、シートを組み立てて指輪型に飾ることも可能。
ぶどう・ソーダ・パイン・りんごの4つの味があり、見た目も味も楽しめるアート系DIY菓子です。
🍬 色や形を楽しめる、親子でうれしいお菓子も紹介中!
“つくる”体験が育むもの|遊びながら身につくちから
DIYお菓子キットの魅力は、完成した可愛さや味だけにとどまりません。
手を動かして自分で形を作る過程には、子どもの成長を支える要素が詰まっています。
遊びながら自然と身につく、3つの力に注目してみましょう。
🔸 手順を理解し、最後までやりとげる力
パッケージのイラストや説明を見ながら、粉を混ぜたり、順番に材料を重ねたり。
DIYお菓子づくりは、自然と“段取り”の体験にもなっています。
「次は何をすればいい?」と考えながら行動する力は、説明を読んで理解する力や、人の話を聞いて動く力の基礎にもつながっていきます。
🔸 自分のアイデアを形にする楽しさ
ケーキや宝石を飾る工程では、色の組み合わせや配置に自由度があります。
「どんな形にしよう?」「この色を混ぜたらどうなるかな?」と試すことで、自分の感覚や表現を素直に出せる場になります。
正解のない作業だからこそ、「つくってみたい気持ち」が自然に引き出されます。
🔸 うまくいかないときに工夫する力
思った形にならなかったり、粉が多くてこぼれてしまったり。
作る過程では、ちょっとした“やり直し”や“工夫”が必要になる場面もあります。
「次はこうしてみよう」と気づき、試してみる。この繰り返しが、小さな試行錯誤の力になります。
🧸 親子で過ごす時間の中で
一緒に声をかけ合いながら作る時間は、親子のコミュニケーションにもつながります。
完成したお菓子を写真に撮って、家族や友達に見せたくなる——そんな嬉しい体験も、またひとつの成長のかたちです。
✨ オンラインではさまざまなお菓子を取り扱っています。
日本ならではの“つくる文化”とDIYお菓子
DIYお菓子がこれほど多彩に展開されている背景には、「つくること」を大切にする日本の文化があります。
完成品だけでなく、その工程を楽しむ価値観は、日常のあそびや食にも自然と根づいてきました。
🔸 “つくること”を楽しむ文化の土台
折り紙やプラモデル、食品サンプルなど、完成までの工程そのものを楽しむ文化は、昔から日本に深く根づいています。
DIYお菓子もこの流れにあり、「粉から作って完成させる」という体験が親しまれている背景には、こうした土台があります。
🔸 和菓子に受け継がれる造形の感覚
練り切りや落雁など、形や色にこだわる和菓子は、日本の伝統的なお菓子文化のひとつです。
「ねりキャンワールド」のように、手で形を作るキャンディには、その造形文化の延長が見られます。
🔸 小さくてかわいいものへの美意識
キャラ弁や文房具、フィギュアなど、日本では“ミニチュアで再現されたかわいさ”が好まれる傾向があります。
「たのしいおすしやさん」や「ホイップケーキやさん」のようなDIYお菓子にも、その価値観が色濃く反映されています。
🔸 “遊びながら学ぶ”という発想
遊びと学びを自然に結びつけるスタイルも、日本では広く受け入れられています。
「ねるねるねるね」や「ぷるるん宝石ゼリー」は、変化を観察したり、色の組み合わせを試したりする工程に、知育的な視点が盛り込まれています。
このように、DIYお菓子には「日本ならではの遊び心」や「つくることを楽しむ文化」がたくさん詰まっています。
完成を目指す中で、自然と工夫したり、自由に表現したりする体験が広がっていくのも、この文化のひとつのかたちです。
日常の中にある、つくる楽しさと小さな成長
DIYお菓子キットは、親子の時間を彩ってくれる“遊べるおやつ”。
粉と水で作る小さなお菓子の中には、見る・混ぜる・飾る・食べるといった工程がぎゅっと詰まっています。
工程をたどって完成させる中で、集中力や工夫する力、自分なりの表現などが自然と育まれていくのも、こうしたお菓子の魅力です。
「おいしい」だけでなく、「できた!」という達成感も一緒に味わえる体験は、子どもにとっても印象に残る時間になるはずです。
休日や雨の日、ちょっとしたごほうびタイムに、
手軽に“つくる体験”を取り入れてみてはいかがでしょうか。